40年前の盆栽雑誌
今日は雨。
ここのところ気温も低く、雨続きなので
新芽の伸びもあまり良くないような気がします。
こんな日は部屋で読書。
しずかさんよりお借りした「自然と盆栽」
40年前の盆栽雑誌ですw
ぼくが生まれる前の文章って一体どんなんだろ?と読んでみたのですが、
意外にもふつうに読めます。
盆栽の管理、仕立てについては時代とともに
少し違ってきてる部分もあるのかもしれません。
ただ今も昔も変わらないやり方が書いてあったりすると、
ああこれはもう正しいことなんだあと100%信用できるので
そういう意味でも勉強になります。
巻頭の盆栽のカラー写真には
盆栽界のレジェンド加藤三郎氏のブナの寄せ植えと
ケヤキの寄せ植えを見ることができます。
読んでいくと、
「最近流行りの速成大根のような樹とは次元が違って・・・」
という記述がありました。
この速成大根とはいわゆる太幹で樹高を抑えた
現代の主流のスタイルのことだと思います。
40年前にすでにその流行の兆しがあったんですね。
しかもその頃はそうしたスタイルは卑下されてたということも垣間見れ、
なかなか興味深いです。
あとは、盆栽とは関係ないところでは、
「子供がチョコレートとガムばかり食べて、テレビにかじりついてばかりだ」と嘆く記述があって、何千年も前のエジプトの壁画に「近頃の若いヤツは・・」と書かれてあった話の小スケール版をリアルに体験できたりしますw
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