日本橋三越の清香園でアドバイスいただきました
いろいろ悩んでいた我が家の黒松のミニ盆栽。
当ブログにコメントをくださったもみじさんの勧めもあり、
日本橋三越の清香園にその黒松を持参して診てもらってきました。
取り出した黒松をぐるぐると回して一通り観察した後、
店「ん~問題ないんじゃないかな~」
私「そうですか、芽切りはしても大丈夫ですか?」
店「芽切りはしない方がいいね!」
私「あ、そうですか、それはなぜ?」
店「新芽が伸びが弱いでしょ、ほらこんな具合に。」
店(他の元気な黒松を指差しながら)
「たとえばこういうやつだと、芽切りしないといけないけど」
店「この黒松は全体的に弱いから切ったら2番芽が出てこないかもしれないよ」
私「そうですか、でも葉はかなり伸びてますけど・・・」
店「うん、葉はね、たぶん、肥料とか水とかで伸びてきたんだと思う」
「今年植え替えたかなんかで春先にかけて少し弱ってたんじゃないかな」
「そのときはまだ根がしっかりしてなくて、それがだんだん元気を取り戻してきて、
だから新葉は成長してるけどね。」
私「芽切りしないでこのままですか?」
店「うん、・・・芽切りしたい? 芽切りしたいよね~(笑)」
「芽切りしてもいいけど、切らない方が安全かな~」
店「このサイズは難しいと思うけど、よく育ててるね~」
私「でもこれ、ぼくのところに来て2ヶ月くらいですけど」
店「そんなことないよ、この2ヶ月でだいぶ変わるんだから」
私(・・・うれしい)
私「水がどうしても多めになってしまうんですけど・・・」
店「水は多めでいいの! それよりも怖いのは水切れ!」
私「はい。」
店「夏場に水切れすると1ヶ月後、9月くらいに枯れ始めちゃうから」
「そうなってしまうと、手のほどこしようがない」
私「マジすか、気をつけます!」
店「とりあえずこの松は肥料もナシで何もしないで水やりだけ注意しておけばいいよ」
店「ホント、今の状態はな~んにも問題ないから!」
私「あ、ありがとうございます!」
かなりスッキリしました^^
右のように新芽の首(?)の部分が短いのは切らない方がいいとのことでした。
※2.5cmというのは群さんの「図解ミニ盆栽 クロマツ」を参考にしました
言われてみれば、そうですね~
ローソク芽の伸びが悪かったので、樹勢は悪いと思ったのに、
そこから新葉がどんどん伸びてきたので「ひょっとして樹勢ある!?」と
よくわからなくなっていたのでプロに相談して本当に良かったです。
もし相談してなかったら、もっと樹勢をつけてもらうために、
肥料をたっぷりやって、できれば7月に芽切り可能ならいいな~という方向にもっていくところでした。
たぶんそうしたとしても結局芽切りできず、益々伸びた葉がバランスを崩してしまう結果になったことでしょう。
まとめると、
1.冬~春先に弱かったから芽切りはしない
2.芽切りしないから肥料もいらない
3.難しいサイズだけど、うまく育ててる
4.やや過水気味になってもいいから水切れに注意
このまま切らずに生長させた後、来年はどうするか?
最後にそういう趣旨の質問をしたところ、
「それはまず夏を乗り切ってからだね~(笑)」
と言ってにっこり笑った店のスタッフさんが印象的でした
なんか燃えてきたぞ~w
水やり、がんばろう!
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