旅行中の盆栽への水やり
GWが近づいてきてさっそく問題となってきたのが盆栽への水やり。
毎日の水やりが欠かせない盆栽生活を送っている中、GW期間中に1泊2日の旅行に行くことになったのです。
気温が低く曇り気味だった先週とは違い、今週から晴天で気温も上昇してるので
たった1日と言えども油断はできません。
芽が吹いて木が生長しつつあるこの時期は特に水を欲しがるような感じがあり、昨日も1日2回ほど水やりしました。
ということで、旅行の予定が決まってからは留守中の水やり方法をいろいろ考えたのですが、
「給水番」という毛細管現象を利用した簡易型の給水装置を買いました。
水やりを頼める人もいない。
自動潅水器は値段が高いし、ベランダにホースをつなげることができない。
ということで、この「給水番」を使ってみようと思ったわけです。
原理は簡単。
ペットボトルに水を入れ、このヒモを入れて盆栽鉢に垂らしておけば
自然に水がヒモを伝っていく(毛細管現象)というものです。
先端に給水ノズルが付いたヒモ3本と予備のヒモ1本で1,522円。
もしかしたらわざわざ買わなくても適当なヒモさえあればいいのかもしれませんが、
自作だとヒモの材質とか、ヒモの先端の給水ノズルとかの仕様でうまく機能しないなんてことも・・
安全策をとって既製品を買うことにしました。
この給水番の使用上の注意点としては、
1.ペットボトルから鉢上までヒモをたるませずに降ろすこと。
2.ペットボトルの水の高さと鉢の高さの関係は、水の高さが最低でも3cm上にないと水が伝わらない。
3.直射日光がペットボトルに当たると収れん現象を起こし、稀に火災になることもあるので注意する。
参考: http://www.bousaihaku.com/cgi-bin/hp/index2.cgi?ac1=B311&ac2=&ac3=5450&Page=hpd2_view
の3点でしょうか。
水の高さと鉢の高さの差で水やりの量を調整することができます。
◆良い点
・自動潅水器に比べると安い
・大きいペットボトルを用意すれば4、5日くらいの留守でも大丈夫
◆悪い点
一旦水がヒモをつたって出始めるとずっと継続して出続けるので、夜間とかにも水がちょろちょろと供給されることになる。
水やりONのタイミングはある程度調整できるが、ONになったらなりっぱなし。
◆実験
いざ本番前に室内で実験をしてみたのですが、
だいたい1時間くらいで水が出始めます。
意外と早く水が出始めるので、旅行前に盆栽に水をやってからこの給水番をセットすると
タイミング的には少し早いかもしれません。
出る量はペットボトルの水の量、水位と鉢の高低差、気温などによって変わってきますが、
一応ぼくの環境では12時間で70mlくらいの水が伝わることを確認。
これぐらいの水の量があれば盆栽が枯れることはないでしょう。
ただ普通の水やりとは違い、ずっと水が供給され常に鉢の土が湿ってしまう可能性もあります。