モミジのうどんこ病
我が家の山モミジの葉も少し白っぽく粉をふいたような状態で
うどんこ病になってしまったようです。
幸い軽微な状態です。
葉すかしをしてベニカX(殺菌剤)を散布しておきました。
1.高温乾燥時に蔓延しやすい
2.窒素肥料は少なめにし、株・葉の間を開けて風通しをよくする。
3.土壌の排水性を良くし、根が健全に育つように努める。
4.殺菌剤(アゾール系や炭酸水素カリウムなど)を用いる。
5.乾燥すると発生しやすい病気なので、水を散布する。
と書かれてある。
専門家の方に聞いてもやはり風通し。
まあうどんこ病の菌はカビなので、
常識的にカビはじめじめしたところが好きというからも一応納得できる。
ここでちょっと疑問に思うのが、
風通しを良くするとそれなりに乾燥してしまうんじゃない?
ってこと。
そうなると「乾燥すると発生しやすい」という一文がひっかかる。
水を散布して湿度上げながら、同時に風通し良くするのって
アクセルとブレーキを両方ふむようなものかと思うのが普通だ。
どうも納得いかないので、もう少し調べてみると、
次のような記述があった。
-うどんこ病の胞子が「発芽」するときは、15℃~16℃前後、湿度90~99%が中心です。
湿度は高めですが、葉が濡れていない状態が必要です。
人間の目にうどんこ病がふれるのは、上記の「発芽」ではなく、
胞子を飛ばすために白いものが目立ってきた時期です。
この成熟・飛散は、23℃~27℃、湿度40~70%を中心にして起きます。-
お、なんかわかった気がする!
こういうことかな?
1.菌が葉にくっつくのは湿度高いとき、葉が白くなるのは乾燥してるとき。
2.うどんこ病の胞子が発芽した状態は、まだ見た目も白くないのでわからない。
3.でもこのときすでにうどんこ病にかかっている。
4.高温乾燥時に胞子が飛び、白く粉をふいたようになり、
このとき初めてうどんこ病になったと知る。
5.胞子を発芽させないためには湿度を上げないように風通しを良くする必要がある。
6.葉水は胞子を発芽させないという意味では効果があるが、
しばらくして水が乾き湿度だけ高いまま残ると胞子が発芽しやすい条件が整ってしまう。
梅雨でじめじめした日が続いた後に晴れるとその日に葉が白くなったりするのも
上の説明で納得できる。
葉水については自分なりの解釈が多分に入ってるので自信はない。
もし、「葉水、効果あるよ~」という方がいれば教えてください。
調べてわかったのは、うどんこ病はやっかいだということ。
予防するには風通しと定期的な殺菌剤がベストなんだろうけど、
耐性を持って薬が効かなくなる可能性もあるので2、3種類ローテ組む必要があるみたいだし、風通しも、日によって変わってくるのでコントロールできない。
いっそのこと風のない日は、うちわで盆栽を扇いでやろうかと思うくらいだw
うどんこ病になってしまったら、殺菌剤以外にも
1.重曹
2.牛乳
3.米酢
4.木酢液
などを薄めて葉に散布すれば効果があるという話らしい。
中でも、重曹を0.1%の濃度に薄めてまくというのが一番信頼性があるようだ。
あとは思い切って葉刈りしてしまうという手もある。
ちょうどこの時期は葉刈りの時期なのでうどんこ病にかかった葉を全部刈って、
次の新芽に期待するという手。
ただ、うどんこ病で弱ってるところに、さらに負担をかけるような葉刈りを実施してもいいんだろうか?という不安はある。
それに、新芽はうどんこ病になりやすいから、殺菌や風通しなどに注意しておかないとまた同じことの繰り返しになってしまうのが怖いね^^;
上で挙げた中で、例えば牛乳などは、民間療法みたいなもので
効果のほどはあやしい。
やっぱりこのような方法よりも市販の殺菌剤の方が手軽だし、
検査された薬剤の方が効果があるというふうに考えるようになった。
↑ これならスプレーするだけだし、うどんこ病はもちろん
他の害虫対策にもなるのでおすすめ。
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