野バラの胴吹きは欠くしかないのか?
先日植え替えたばかりの野バラ。
昨日は急激に冷え込んで温度差が心配だったので
室内に取り込みました。
去年の盆栽バスツアーで買ってきた樹です。
見ますかね?
ここに胴吹きしてる芽があるんです。
この芽が今ある枝の隙間を埋めてくれそうと喜んでいたのですが、
ふとこの樹を購入したときに先輩のMKTさんに、
「春になるとポツポツと胴吹きすると思うけど、
それは取り除いておかないと古枝が枯れてしまうよ」
と言われたのを思い出しました。
そうだった、そうだった。
世の中甘くないです。
どうも初心者はこういう芽を喜んでしまうんですよね~
この芽が成長して
こんな感じになると思ってしまうんです。
いや、これ、普通の感覚ですよね。
でも灌木のひこばえとかこういった胴吹きは、
そればかりに栄養が取られ、他の枝に栄養がいかなくなるらしいんです。
これは灌木特有の現象なんでしょうか?
思えば夏に山ぶどうを枯らしたときも、
枝が少ない樹に胴吹きが来て喜んでいたら、
その胴吹き芽があっという間に成長して他の枝を追い越して葉も大きくなり、
それが嫌で勢いを削ぐためにその枝先を切ったら枯れたんでした。
胴吹き芽に養分いってたのに、徒長し切る前にその芽の先を切ったもんだから
樹のご機嫌を大きく損ねたんですね。
同じ失敗は繰り返さないぞと、
さっそく芽を欠いておきました。
しかし不思議なことです。
なんで新しい枝にだけ養分を送り、古枝を無視しちゃうんでしょう?
それだけ新しい芽は生長点が活発で、
樹の養分を全部取ってしまうってことなんですかね~
ぼくも少しは樹液の流れを意識して剪定できるようになりたいものです。
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