麻布十番・盆栽市の詳細レポート
◆人出
盆栽市の規模にしてはそこそこ賑わっていたと思います。
土地柄、外国人のお客さんも多かったです。
外国人のスタッフや、英語をしゃべれる日本人スタッフなど、
外国人向けの販売体制もバッチリ。
というかどっちかというとそれがメインなのかもしれません。
事実、外国人マダムが見事な真柏を購入されてました。
日本人も意外と若いお客さんが多かったです。
「初心者だけど手入れの簡単なものはないですか?」
そうスタッフに聞いている人もチラホラ。
盆栽雑誌も無料でもらえるようでした。
「お客さん、それ全部持っていっちゃうの~?」
見ると、雑誌を4、5冊抱えているガメツイ人もいましたw
スタッフはちょっと呆れ顔でした。
◆盆栽展
◆盆栽販売コーナー
どれも良い樹ばかりというわけではなかったです。
目立たない場所にあった小さな黒松に「おっ」となって
値札を確認すると3万円でした。
でもこれはうれしいこと^^
ふっふっふ、ぼくも見る目が少し肥えてきたということで(笑)
価格はまあ普通でしょうか。
ネットで買うよりは安いです。
並べられている樹の足元が見えづらかったので
1本1本チェックするのは大変。
個人的にいいなあと思った樹を少し紹介しておきます
●真柏
●ウメモドキ
●ニレケヤキ
どれも小品サイズ。
だいたいどれくらいのお値段かわかりますか?
答えはこの記事のコメント欄に^^
鉢を探していたのですが、
良いサイズの鉢がなかったので諦めました。
でも1つ盆栽を購入。
この紹介はまた次に。
◆デモンストレーション
黒松や真柏の針金掛けを体験できるコーナーがありました。
せっかくの機会なので立候補して体験してみました。
針金掛けを全然やったことがなく、
どこかで教えてもらいたいと思っていたのでちょうど良かったです。
これがこのときに自分で針金を掛けた黒松。
お恥ずかしい(・・;)
初めての針金掛けは思ってたより難しかったです。
古葉を切って、針金をかけて、鉢の移し替えをして終了です。
手先が不器用なぼくは、
他の人のペースについていけず、追い立てられるような気持ちで
じっくり曲げることができませんでした。
黒松は無料で頂きました。
横にいたスタッフさんに
「いい感じになりましたね」
とお世辞を言ってもらいました^^;
若い人に盆栽に興味を持ってもらうため
がんばっておられますね
この時期に古葉を切ったり、鉢を替えたり、
いいのかどうかわかりませんが、良い練習台になったと思います。
また針金を外してもう1回掛け直してと
何回も練習してみるつもりです。
◆盆栽市は成功?
考えてみれば都内一等地のパティオ十番で盆栽市ってすごいこと。
場所代もかかるでしょう。
2日間の開催だったので1日目の夜は
盆栽たちはそのまま会場(屋外)へ置きっぱなし。
夜中でも人通りが多い場所ですから、
盗難防止のための人件費もかかりそうです。
麻布十番駅にはポスターも貼ってありました。
パンフレットは日本語と英語でした。
そういういろんな経費をペイするだけの売り上げがあったとは
到底思えないんですよね。
いや、そこそこ盛況でしたよ。
ただ1本1000円の樹が100本売れても10万円。
実際2日目の朝も1万円以上の樹はだいたい売れ残っていました。
けっこう厳しいのかなと。
でもこの盆栽市の目的は、ここで川口安行を知ってもらって
麻布十番から川口へ来てもらってそこで盆栽を買ってもらう。
そういうPRが一番の目的なんでしょう。
麻布十番から電車で1本で行けますから。
そして外国人にBonsaiを買ってもらうこと。
あわよくば麻布のお金持ちがボーンと大人買いしてくれること。
そういうのを期待しているんでしょうね。
関係ないけど、日本人を盆栽に振り向かせるには、
外国から
「おまえらのジャパニーズBonsai、マジすげえな!」
と言ってもらうのが案外近道なのかもしれません。