今年1年で学んだこと、失敗したこと(その1)
なんだか早くも1年を振り返るモードになってますが、
12月後半は何かと忙しくゆっくり振り返ることもできないので
早めにやっておきます。
◆挿し木、取り木
挿せば簡単に着くという言葉を鵜呑みにして
何回か試してみましたが、失敗の連続でした。
爪楊枝くらいの太さの古枝でしたが、
あらためて湿度が重要ということを学びました。
結局数多くやった中で、クチナシ1本、梅もどき1本が成功し、
1本だけ試した野ぶどうの水挿しも成功しました。
取り木はカエデと山もみじ。
こちらは2本やって2本とも発根。
一応成功しています。
挿し木の成功率の低さを来年こそは改善させたいです。
◆針金、整姿
針金はまずは巻き方。
葉や他の枝が邪魔する細い枝にうまく掛けられるようになるのに苦労しました。
これはもう経験しかないと思いました。
夏ぐらいから針金の経験数が全然足りないことを痛感し、
できるだけ多く挑戦してみました。
おかげで当初あった苦手意識はなくなりました。
掛けたら掛けたで、次は曲げ方、枝葉の配置。
これはまだ苦手意識があります。
実際に見てる感覚と写真に撮ったときの印象に大きなギャップがあります。
自分ではけっこう曲げたつもりでも写真で見るとそうでもないとか。
まだ自分の中での感覚が掴めていないんですね。
不等辺三角形と意識するあまり、シルエットばかりに気がいって、
枝の動きを見せるというところまで気が回りません。
また、芯の枝をバシッと決められないという優柔不断な性格も
なんとかしないといけません。
会の先輩のミニ真柏とか見ると、
もう葉まで針金がかかってるかのように細部まで手を抜かず
ビシーッと整っています。
真柏は特に葉の向きによってかなり印象が変わることを痛感しました。
◆曲付け
五葉松の苗を2本やって2本とも枯らしました。
まあよりによって五葉で試したのが成績の悪さの原因かと思いますが、
それにしてもこれは来年の大きな宿題になりました。
◆樹の管理
樹はその時点でよく写っても、時間と共に変化するもの。
先を見越した状態に考えが及ばず、どうしても刹那的な見栄えに引きずられてしまいます。
松の元芽の維持の大切さを学びました。
芽切りも芽摘みも葉刈りも最初は覚えたら試したくなってそれをマニュアル通りやるだけ。
どうしてそうするのか、この樹にそれが本当に必要なのか、
少しずつですが考えられるようになってきました。
モミジはよく持ち崩してしまいました。
節間があまり間延びするのが嫌で、枝を切ると樹の機嫌をそこねてしまう、
性懲りもなくこのパターンを何度か繰り返してしまいました。
黒松の本数が増えましたが、どうしても葉が伸びてしまいます。
日照不足や過水、肥料不足などが原因らしいですが、
日照不足はどうしようもないので残りの2つでなんとか鑑賞に耐えうる短さに
とどめるのが来年の目標です。
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