桜の葉が黄変するのはハダニ?
以前、黒点病(黒星病)だと思ってベニカXをかけておいた桜ですが、
なかなか状態が良くならずおかしいなあと思ってました。
そのときの様子
あれからまた数枚の葉の色が抜けて黄色くなって、
最後はポロッと落葉してしまいます
葉裏をよく見ると小さな黒っぽい虫が数匹。
黄色くなった葉にはいなくて発見が遅れたのですが、
内側や下枝についてる葉の裏にヤツラはいました。
いや、虫というかダニ?
ハダニ  ̄ロ ̄)!?
アブラムシよりも小さく黒い点にしか見えないのですが、
確かに何かいます!
なんてこった。
黒点病だと思って湿気や葉水を控えていたのですが、
それがハダニには絶好の環境になってました。
よく見るっていっても、
どこかで「まさかいないだろう」的な目で見ていると見えないもの。
「いるはず!」という目で見れば見えるもの。
そう気付かされました。
発見した日は、霧吹きの水で吹き飛ばして終わり。
翌日もチェックするとしっかり黒いヤツラは葉裏にくっついてます
くそ~
またも葉水。その日は1日3回くらい葉水して寄り付かないようにしたのですが、
それでも効果はあまりありません。
しょうがないのでハダニ専用の殺虫剤を購入。
その名もダニ太郎(笑)
これは薄めて使うタイプです。
殺ダニ剤っていろいろあって迷いました。
ダニをどう殺すか?というタイプで言うと、
1.気門封鎖(窒息死)
マシン油、粘着くん など
物理的に作用するのでダニが耐性を持つことがきわめて少ない
ちゃんとムラなく散布しないと効かない
卵には効かないので1回散布した後、5~7日後に再度散布する必要
2.神経系阻害
マイトコーネ、ダニ太郎 など
耐性を持ったという事例が少ない
速効性もあり、かつ持続性もある
他の虫(有益な)への影響が少ない
というものがあります。
他にもたくさんあるのですが、ここでは割愛します。
持続性がある2番のダニ太郎にしてみました。
専門的に言うとビフェナゼート系統というものらしいです。
こういうのをちゃんと葉裏に散布するのってちょっと
難しい気がしたので、どぶ漬けにすることにしました。
用意したもの
ダニ太郎
バケツ
ビニール手袋
マスク
長袖シャツ
新聞紙
ダニ太郎の原液を2ミリリットルに、
水を2リットル。1000倍に薄めてバケツに入れます。
まず良かったのは、
このダニ太郎には小さい計量カップが付属としてあったこと。
2ミリリットルなんてふつう量れないですからね。
そこへ盆栽を逆さに持ってバケツに頭からドボン!
土が落ちないように新聞紙で押さえ、ドボンしてる間は
盆栽を手で持って少しジャブジャブ。
これで葉裏、表、幹もまんべんなく行き届いたはずです。
数秒やったら取り出してそのまま放置。
残った薬剤は、万が一なんかの害が出ないよう
水でさらに薄めて捨てました。
作業は夕方いくぶん涼しい時間帯にやりましたが、終わると汗びっしょり。
シャワーで汗を流して何とか終了です。
作業風景は手袋して殺虫剤で濡れてるため、
全然写真とる余裕なかったです。
これで被害が止まってくれるといいのですが・・・
いやあそれにしても、暑くなってから虫や病気との戦いが続いてます。
盆栽ってアート。
盆栽ってかっこいい。
なんて言うのはこういう苦労を乗り越えてからですね^^;
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