東京盆栽教室?
昨日は東京支部の例会でした。
今回は事情があり出席者は若手中心のメンバーです。
そのため、みんなで取り木をやってみようということになりました。
ベテランのAさんが取り木用の素材を用意してくださいました。
まあよくある盆栽教室みたいなスタイルですね。
このスタイルは僕たち初心者にはうれしいのですが
逆にベテランさんは退屈してしまうというジレンマがあります。
それに教材を用意するのも大変です。
今回は本部の総会と日程が重なり、ベテランさんが
支部例会に出れないという事情があったために実現した例外ということです。
それでも14、5人の会員が集まりました。
取り木は5、6月にやるのが一般的ですが
2月中旬~3月初旬に行う方が良い面もあります。
取り木のために剥皮を行うと、傷を癒すためのカルスが形成されます。
ちょうど下準備ができたときに春になって新芽が動き出すとカルスから根が分化し始めます。
休眠期でも寒さが和らぐこの時期に取り木をかけるのは理にかなったタイミングということですね。
5、6月は成長期のため、
発根した根が一気に伸びて、後から出る根の必要性をなくしてしまうことも。
これが片根の原因になることもあるそうです。
取り木は剥皮結束併用法で。
市川三郎氏のブログに載っていた方法だと教えてもらいました。
切れ込みを入れて幹皮を剥ぎ、
剥いだ部分の一番上を針金で締めておきます。
こうすることで養分が溜まり、
そこから発根するという仕組みらしいです。
取り木前に針金を巻いておく人もいますね。
この後、水苔を巻いて黒ビニールポットで覆って
作業は終了です。
ぼくはロウヤ柿の取り木に挑戦してみました。
ま、取り木と言っても実は欲しいのは下の部分で、
取り木はおまけみたいなものなんですが^^;
ともかく、取り木の経験が浅いぼくにとっては
良い経験になりました。
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