黒松の太り 2015年秋
小品盆栽でこんな黒松の芽を見かけることは稀です。
それもそのはず。
これは犠牲枝として伸ばしている先の芽なんです。
2012年8月、コイツはこんな状態でした↓↓
盆栽市で500円で買った苗です。
2013年10月、このときはすでに大きな鉢に入れてます↓↓
太さはまだ小指の先より細いです。
2013年11月、これもあまり太さは変わりません↓↓
2014年9月、肥料をどっさり乗せてますが
このときもあんまり変わってません↓↓
かろうじて小指の先ぐらいの太さになったぐらい。
そして2015年11月、人差し指ぐらいの太さになりました↓↓
ここにきて急激に太ったような印象です。
でもこの1年、そんなに肥培をがんばったという感じはありません。
むしろその前の1年の方が肥培しました。
それよりも植え替えして2年が経ち、
根がしっかりしたのが大きかったような気がします。
これがいわゆる「閾値」と言われる原因なのかもしれません。
実際は「閾値」とかはなくて、ただ単に根の状態が成長に適したというだけなのかも。
いくら肥料をやっても太らなかったのに、
ある一定の肥培期間を過ぎると急に太り始めるので
その肥料と太さの関係だけ見てると
あたかも「閾値」が存在するかのように見えるんですね。
まあ、これも1回だけの経験なので全くアテにならない話です。
太ったのは良かったのですが、
見よう見まねの黒松作りなので、ところどころアラが出ています。
養分はほぼ犠牲枝へ行っているようで、
他の枝はほとんど成長してません。
そろそろ今の犠牲枝を切り落とした方がいいのでしょうか。
犠牲枝の太さは小指ぐらいで、あまり太ると今度は切った後の傷
が気になりますからね。
1回落として、次の犠牲枝でもう1回ボディを太らせるというのを
盆栽雑誌で読んだ記憶があります。
ちなみにそうなると、次の犠牲枝候補はこれです。