自動潅水への道(その3)
蛇口付きのポリタンクと、タカギの自動水やりタイマーを買ったものの、
水圧が足りず、水がチョロチョロとしか出てきません。
困ったぼくは、いろいろ策を練りました。
で、思い描く形はこんな形に。
最終ステップは底面給水。
鉢を置いたトレイに水を流せば、鉢底の穴から勝手に水を吸収してくれます。
ある程度まとまった量の水を短時間でトレイに流したい。
それでこんなに苦労してるわけ。
水道があれば一発で解決なんですが。
チョロチョロの水は、1回ペットボトルを経由します。
ここでサイフォンの原理という何やらちょっと聞きなれない言葉が登場。
これがこの水やり装置のカギ。
これがうまくいけば、図のようにペットボトルに突き刺したストローから
水が勢いよく流れ出てくるはず。
灯油をポリタンクからストーブへ移すときにも
実はこのサイフォンの原理が効いてるらしいです。
あれ、最初に数回エアポンプでプシュプシュやってチューブ内の空気を抜き、
チューブが灯油で満たされると、あとは何もしなくても自動的に灯油が移動しますよね?
あれがサイフォン。
詳しいメカニズムはよく理解できませんがw、
ポイントはチューブに空気が入るとダメってこと。
今回の装置では上から水をチョロチョロ足して、
上図のストローの曲がった部分(=最高地点)まで水を足すと、
ストロー内が水で満たされサイフォンが発動する条件が整うという寸法。
灯油のエアポンプの役割を、上から水チョロ足しが担っているわけです。
この水チョロ足しがトリガーとなって、
サイフォンが発動し、水は一気にストローから下へ流れ出てきます。
あ、図でわかってもらえると思うけど、
ペットボトルの水位よりストローの出口の方が低くなければいけません。
ググると、水槽で魚飼ってる系のブログ記事がよく出てきます。
そういう趣味の人には常識なのかも。
まとめると、
1.決まった時間になれば水やりタイマーから水がチョロチョロと出る
2.あらかじめ水を溜めたペットボトルに水が足され、
ストローの最高地点を超えるとサイフォン発動
3.ストローから水がトレイに勢いよく流れ、底面給水。
ま、こういう流れ。
水道ナシ、電源ナシ、水圧不足を工夫で補ってみます。
すでに試作品として1リットルのペットボトルと
ストローで装置を作り実験中ですが、まずまず手ごたえはあります。
今後ペットボトルのサイズを大きくして、
さらには複数トレーのリレー潅水や
排水装置の問題をクリアしていかないといけませんね。
あとこれの問題点は、この自動潅水は1日1回までということ。
GWまであと1か月。
完璧ではなくてもどうにか動くものを早く。。。
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