自動潅水への道(その5)
進捗状況は80%って感じです。
ぼくの場合、自動潅水は旅行や夏場の外出に対応できればそれでヨシ。
1日1回自動で水やりしてくれれば、それでOKです。
ベランダという狭いスペースで
日当たりも季節や時間帯によってすごく変化するという環境。
なので棚場の配置を固定するわけじゃなく、
臨機応変に動かしながらやっていくことにしました。
自動潅水は通常ならクーラーの室外機の風が当たるスペースを
使います。
外出時はもちろんクーラーを使用しないのでここで大丈夫。
室外機の上にあるのが蛇口付きのポリタンクで
これとタカギの水やりタイマーを接続してあります。
一見、このタンクの水が盆栽への潅水に使われるものと
勘違いされそうですが、ここに入ってる水はあくまでサイフォンのトリガーに使う水です。
量も1回でこんなには使いません。
この桶に入ってるのが水やり用の水です。
桶にキリで穴を開け、マイナスドライバーで穴を広げ、そこにストローを通し、
写真のように曲げて桶側のストローの先はできるだけ桶の底につくようにしておきます。
条件が整えば、水はサイフォンの原理により一気に流れていきます。
その先には第一トレイ。
このトレイも先ほどの桶の同じようにストローを差し込み、
サイフォンで第二トレイへ。
第二トレイはストローを長くつないで、
ドリップ方式でも水やりができるようにストローの胴体には穴を開けました。
基本的には底面給水ですが、
一部大きな鉢はうまく水を吸い上げてくれない可能性があるので、
そういう鉢には上から点滴して保険をかけておきます。
第二トレイにはかなりの水が溜まりますが、
側面に小さな穴を開けていますので
時間をかけてゆっくりと水は外へと排水されます。
第一トレイは、水があまり溜まらないので
そこには給水しやすい鉢を入れておき、
他はこの第二トレイに置きます。
給水しやすい鉢は何度か実験してみてわかりました。
ぼくの家では4号の素焼きとか比較的大きいサイズの鉢も多く、
この2つのトレイには乗り切らないのですが、
小さな鉢メインの愛好家さんであれば、いま紹介したやり方で
自動潅水装置として十分機能するのではないかと思います。
水道なし、電源なしでもなんとかなる!
あ、でも鉢の数が多いと厳しいかな。
ぼくのところもあと10鉢くらいは別のやり方で
管理しないといけません。
今週末にはなんとか完成させたいです。
ちなみにここまで、
蛇口付きポリタンク 1900円
タカギ水やりタイマー 8000円
桶 100円
ストロー(50本入り) 100円
キリ 100円
トレイ 2個 350円×2
全部でだいたい1万と900円。
危うく役立たずになるところだったタカギ水やりタイマーを
どうにか活かす形で設計しました。
DIYやらホームセンターやら100均やら、
今までの人生で全く行く用事のなかった所やすることのなかったことを経験してます。
以前、フルイを手作りしたときの
恥ずかしい衝撃画像でぼくのレベルはおわかりでしょうw
そんな不器用なぼくからすれば、この潅水装置は上出来です。
毛細管現象を利用した点滴タイプの潅水
タライやトレイに水を張って腰水・・・
でも枯れるよりはマシでいいんですが、
ちゃんとカラカラに乾いてから水やりしたい
水をやるときは一気にたっぷりと
の2点を守りれるように苦心しています。
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